債務整理後はクレジットカードが使えない?デメリットより借金の減額

消費者金融からの借金がかさみ、どうにかしてその状態から解放されたいと考えている人にとって「債務整理」は非常に有効な手段といえます。

しかし、債務整理によるデメリットも気になるところでしょう。家族や知人に知られないか、クレジットカードの使用は継続できるのか、いろいろな疑問があることでしょう。

ここでは債務整理の種類を説明し、その特徴やデメリットをご紹介します。クレジットカードの使用や更新、新規発行など疑問にお答えいたします。

・債務整理の任意整理、自己再生、自己破産などを利用することで大幅に借金を減額できます。

また過払金の請求などで、場合によっては過去に払った多額の利息が戻ってくることもあります。

・債務整理にはデメリットもあります。

一番のデメリットはブラックリストに載ることでしょう。最長10年程度、金融機関で情報が共用されます。その間新規の借り入れができなくなったり、クレジットカードの更新が不利になったり、新規の発行も難しくなります。

・代用としては、デビットカードなどがあります。

しかし、クレジットカード使用における不便さより、もまずなによりも考えなくてはいけないのは現在と将来的な借金苦です。手遅れにならないうちに、債務整理を利用して今の状況を改善するのがベストの選択でしょう。

そもそも債務整理とは?

債務整理とは借金での負担や苦労を軽減するための手続きのことです。以下に詳しく説明していきましょう。

債務整理にはいくつか種類がある

  • 任意整理
  • 自己再生
  • 自己破産

多くの借金を背負っている人の中には、債務整理の利用を検討している人もいるでしょう。債務整理と一口にいっても、その方法はいくつかあります。

ここでは債務整理のうち、「任意整理」「自己再生」「自己破産」について紹介していきます。

任意整理

まず、「任意整理」とは裁判所など公的機関を通さずに、債権者と債務者が和解交渉する手続きです。

もっとも一般的な債務整理といえるでしょう。金利の引き直し計算などで、過払金が発生していないかを確認したり、将来利息のカットについて債権者と交渉したりして、3年程度で借金を無理なく返済するための制度です。

自己再生

「自己再生」は、借金の一部免除が可能になる手続きです。こちらは裁判所の仲介が必要になります。借金の減額で総額の5分の1程度になることもあるので、大幅な負担減が見込めます。

自己再生を適用しても自家用車や住宅などの資産を手元に残せるケースもあるなどメリットが大きい制度といえます。

自己破産

「自己破産」もまた裁判所を介して申し立てを行うものです。こちらは借金の全額免除を申請するものです。多額の負債を抱えて、返済の目処が立たない人に適している制度です。車や住宅などの資産も没収されます。

債務整理の手続きの流れ

「債務整理」は手続きが複雑で専門的な事柄も多く、基本的には弁護士に依頼するのが通例です。時間や手間を考えたら、専門家に相談するのが結局は一番安心できます。

借金の悩みがあり、債務整理を考えている人はまず無料の弁護士事務所に相談し、それぞれの状況にあった債務整理の方法を提案してもらうことからはじめます。

その後、債権者との交渉などは弁護士にまかせ、債権者との取引内容の確認や利息の引き直しと過払金の有無、さらには支払いスケジュールの調整などを行い、和解交渉します。

弁護士に相談することで、下記で説明するようなさまざまなメリットがあるので、債務整理の利用を考えているのならば弁護士事務所に相談するようにしましょう。

債務整理をするメリット

  • 支払い債務が一旦止まる
  • 督促が止まる
  • 誰にも知られずにできる場合がある

支払い債務が一旦止まる

長年の借金生活で多重債務に陥っている人は、毎月多くの利息を払い、なかなか支払いが終わらずに苦しんでいる人も多くいるでしょう。日々の生活に支障が出て、安心して暮らしていけなくなるのが借金の怖いところです。

債務整理をすることの一番のメリットは、弁護士に依頼した時点で支払いが一旦止まるということです。これにより借金返済の予定を立て直しできます。

督促が止まる

毎月の返済で困っている人の中には、電話や封書、訪問など、債権者の取り立てに頭を悩ませている人も多くいるでしょう。実際に、鳴り止まない電話や訪問などはかなりのストレスを感じるものです。

債務整理によって弁護士に依頼し、委任契約を結ぶことでそのような取り立てをストップできます。「受任通知」という書類を弁護士が債権者に送ることで、本件の窓口はすべて弁護士になります。

そのため、債権者は債務者に連絡をできないことになります。

その後、任意整理ならば過去の取引履歴を洗い直して過払金請求や将来利息のカットなどによって、借金の大幅な減額が実現することもあります。

また自己再生によって借金を5分の1にまで圧縮され、、自己破産で借金の全額免除なども可能です。

今悩んでいる取り立てや督促も、弁護士に相談して手続きを進めることで、完全にストップできるのは債務整理の大きなメリットです。

誰にも知られずにできる場合がある

借金を抱えていることや、債務整理の手続き中であることなどは、家族や知人に絶対に知られたくないと考えている人はたくさんいます。実際に督促状などで家族に借金を知られるのではないかとビクビクしている人も多くいます。

債務整理はほとんどの場合、誰にも知られずに手続きを進め、和解交渉を行うことができます。債務整理を進めることで、借金を大幅に減額し、無理のないスケジュールで返済を進められます。

自己再生の場合は、住宅や車の差し押さえもないので、知られる可能性は低いです。ただし、自己破産の場合は資産を差し押さえられる可能性もあるので注意が必要です。

いくつかある債務整理のうち自分のケースではどの方法が最適なのか、弁護士などの専門家に相談することで解決策が見つかるはずです。

債務整理のデメリット

  • ブラックリストに載る
  • 更新審査で不利に

ブラックリストに載る

ここまで債務整理のメリットを中心に説明してきましたが、債務整理にはもちろんデメリットもあります。

一番大きなデメリットは金融機関の個人信用情報(いわゆるブラックリスト)に載ることでしょう。債務整理を行うと信用情報のデータベースに個人情報が掲載されます。

ブラックリストに載ると新規の借り入れなどができなくなります。掲載期間は最低5年といわれています。債務整理の種類やどのデータベースに登録されているかによって、信用情報の回復のタイミングはかわってきます。

個人

信用情報機関は「日本信用情報機構(JICC)」「CIC」「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」の3つで、それぞれに掲載期間が違うので注意が必要です。これらの3機関は相互に情報交換し、債務者の情報を管理しています。

更新審査で不利に

ブラックリストに載ると、クレジットカードの更新審査で不利になります。債務整理は金融事故扱いされるので、その人の信用力が下がります。

そのため、新規借り入れやクレジットカードの作成、更新が難しくなります。ブラックリストに掲載されている期間は、おおむね5年から、長くて10年です。

それ以降はブラックリストから信用情報が消えます。信用情報の回復まで、待つしかありません。

また、使っていなかったクレジットカードは差し押さえられないのでしばらくは使用できますが、ある一定の期間が過ぎるとカード会社が最新の信用情報を照会するため、利用ができなくなります。

債務整理すると新たにカードが作れなくなる

以上のように、債務整理をすると長期間ブラックリストに信用情報が載るので、さまざまなデメリットが発生してしまうことがわかりました。

債務整理の利用クレジットカードの更新審査で不利になることはもちろん、新規でカードを作るのも難しくなります。

新しいクレジットカードを作れなくなる理由

任意整理、事故再生、自己破産などの債務整理を利用することで、3つの個人信用機関で情報が連携されるので、その情報が消える5年から10年は、不便な生活を強いられることになります。

これに対する一つの解決策としては、「デビットカード」があります。デビットカードは店舗やネットで普通に使えます。仕組みとしては、クレジットカードと大差ありません。

デビットカードならば審査なしでカードを作ることができます。また銀行口座からの引き落としなので、借金がかさむということもありません。

ただし、一部の店舗で利用できない、あるいは分割に対応していないなどのデメリットもあります。

しかし、クレジットカードの使用や更新、新規発行などについて考えるよりも、まずは目の前の借金をどのように債務整理で圧縮、削減するかを考えた方がいいでしょう。

今のままの借金を長期間持ち越して借金を返済し続けるのは、クレジットカードを使用できないことよりも大きなデメリットがあるでしょう。

生活苦が続くぐらいならば、借金の整理のためにも債務整理を考えて、専門家に相談することが最適な判断といえるでしょう。

まとめ

任意整理、自己姿勢、自己破産など、債務整理にはさまざまな手法があり、それぞれに特徴があります。どの手続きにせよ、借金の減額が望めます。

一方で、債務整理によって、ブラックリストに載ってしまうデメリットもあります。5年から10年程度、信用情報のデータベースに掲載され、その情報は金融機関で共有されます。

その間、クレジットカードの更新、新規での発行が難しくなります。しかし、長期間の借金苦は抜け出せない借金地獄でもあります。

クレジットカードの使用の有無などよりも、借金苦にはまることの方がデメリットは多く、負担も大きいはずです。

まずは自分の借金の減額がどの程度可能なのか、専門の弁護士事務所に無料相談することからはじめてみてはいかがでしょうか。

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