任意整理って実はダメだった⁈デメリット4つと今すぐ知りたい回避法

借金のない生活に戻りたい…」「でも、周囲の人に迷惑はかけたくない!

任意整理を行うときに妻や子ども、両親・親戚や、保証人になってくれた人に迷惑をかけてしまうということを気にする人は多いです。

実際に任意整理を行うとき、家族や周囲の人にどのような影響を与えることがあるのか、また自分自身に対してもどのようなデメリットを与えてしまうのでしょうか。

任意整理を行うことで起きる4つのデメリットについて、これから解説していきます。

任意整理を行うときには4つのデメリットがあります。

  • ブラックリストに登録され、一定期間クレジットカードが作れない
  • 返済金額を大幅に減らすことができない
  • 支払いが長期になるため安定した収入が必要
  • 保証人に迷惑をかける恐れがある

信用調査機関に事故対象者(いわゆるブラックリスト)として扱われると一定期間ローンが組めず、クレジットカードも作ることができません。

また任意整理すると保証人に借金の返済請求が行ってしまいます。

任意整理後の支払いを継続するには、安定した収入が必要になります。

任意整理には、信用情報機関の情報によって、一時的にクレジットの審査に不利になります。ただ、それ以上に借金での困りごとを放置した方が、将来的に苦しいことになるのです。それゆえ、任意整理によるデメリットに目をつぶってでも弁護士に相談してください。

任意整理のデメリットとは

それではここから、任意整理をするときに起きる4つのデメリットについてみていきましょう。

ブラックリストに登録され、一定期間クレジットカードが作れない

「自己破産」や「個人再生」にもいえることですが、任意整理をすると信用情報機関で債務整理した記録が残ります。

一度ブラックリストに載ってしまうと、最低でも5年から7年の間、ローンが組めないのはもちろんクレジットカードの発行ができません。

また通信販売などでショッピングクレジットを利用することもできなくなり、他の人の連帯保証人になることもできません。

返済金額を大幅に減らすことができない

任意整理は「自己破産」や「個人再生」と比べると減額される額が少ないというデメリットがあります。

任意整理することで毎月の支払額が減ることはあるものの、元金が減額される可能性があります。

これはなぜかというと他の債務整理とは異なり、債権者と話し合いのうえ、任意で減額に応じてもらうという仕組みになっているため、債権者に応じてもらうことのできる範囲でしか減額することができません。

支払いが長期になるため安定した収入が必要

任意整理は債権者と話し合って借金の金額を減らすことはできても、借金そのものをなかったことにしてもらえるわけではないため、任意整理の手続きが終わったら毎月一定金額を返済していくことになります。

一般的に任意整理をした後の返済期間は3年から5年です。

金額が大きい場合は7年以上とかなり長期間支払いが続くことになり、自己破産や個人再生など、裁判所が関わる債務整理をして、差し押さえに発展するケースもあります。

そのため、毎月きちんと返済することができるよう、長期的に安定した収入を得る必要があります。

安定した収入というと公務員やサラリーマンや自営業者だけだと思いがちですが、毎月きちんと返済できるのであればアルバイトや年金、養育費などの収入でも任意整理は可能です。

保証人に影響がある

債権者からお金を借りるときに、親兄弟や友人、親戚などに保証人や連帯保証人になってもらうことがあります。

保証人や連帯保証人は債務者(お金を借りた人)が任意整理を行ったうえでお金を返せない場合、債務者に代わってお金を返済する義務があります。

債権者が保証人に請求した場合は保証人が返済しなければならないため、任意整理することで迷惑をかけてしまうというデメリットが発生してしまいます。その他、個人再生などほかの債務整理でも保証人に影響が及ぼすことがあります。

任意整理のデメリットへの対応策

  • 保証人付きの債務を任意整理の対象外にする
  • 毎月の返済金額を確保する
  • 家族名義でローンを組む・デビッドカードを使う
  • ほかの債務整理方法を検討する

任意整理のデメリットを回避することは不可能だと思う人は多いですが、ちょっとした工夫をすることでどのデメリットも回避可能です。

ここでは任意整理するときに発生するデメリットを回避する方法についてお話しましょう。

保証人付きの債務を任意整理の対象外にする

任意整理をするとき、お金を借りているすべての債務が対象になると思っている人は多いですが、実は任意整理では対象になる債権を自分で選ぶことができます。

保証人のついていないものだけを任意整理の対象にして、きちんと返済していくようにすれば保証人や債権者に迷惑をかけることがありません。

毎月の返済金額を確保する

任意整理をすると毎月の返済額は減るものの、返済期間が長期間に及んでしまうデメリットがあり難しく考える人が多いです。

任意整理は個人再生などのように「収入要件」を深く考える必要がないため、毎月の収入額に変化があってもきちんと毎月返済できれば問題ありません。

任意整理を利用するときに、返済方法をどうするかをよく考えておき、毎月返済することのできるお金を確保することで長期間の返済にも対応することができるようになります。

家族名義でローンを組む・デビッドカードを使う

任意整理を行うと、ブラックリストに載ってしまうので、ローンやクレジットカードの使用ができなくなるというデメリットがあります。

しかし、ものは考えようで本人がローンを組んだりクレジットカードの申し込みをすることはできませんが、家族名義でローンを組んだり、家族名義の家族カードを使用することが実は可能です。

どうしても自分の名義のカードを使う必要があるのなら、銀行が発行している「デビットカード」を使う方法があります。

後払いのクレジットカードに対して、デビットカードは使用したときすぐに銀行の預金口座からお金が引き落とされるので、クレジットカードのように決済に使うことができます。

またデビットカードはクレジットカードと異なり、審査が不要というメリットがあります。

ブラックリストに載ってしまっても、このような方法によりローンを組んだり、カード決済を行ったりできます。

ほかの債務整理方法を検討する

任意整理は債権者との話し合いで減額する金額を決めるため、債権者が反対してしまえば手続きすることができないというデメリットがあります。

金額が大きすぎる場合や債権者が話し合いに応じないような場合には、任意整理ではなく自己破産か個人再生のほうが有利な場合があります。

自己破産の場合には任意整理とは違い、税金など一部のものを除いてほとんどの借金の支払いが免除になります。

個人再生の場合は、ケースによりますが借金の元本も含め5分の1から10分の1といった金額に減額してもらうことができるのです。 任意整理が難しい場合には、弁護士に相談してみましょう。

任意整理が向いている人はこんな人!

任意整理はどんな人にも向いているというものではありません。

あまりにも金額が大きい場合などは自己破産や個人再生のほうが向いています。

任意整理に向いている人は次に挙げるような人です。

  • 借金額が300万円以下の場合
  • 安定した収入がある場合
  • 家や車を失いたくない場合
  • 早く手続きを終わらせたい場合

借金額が300万円以下の場合

借金額が300万円以下の場合であれば任意整理を検討できます。なぜなら、任意整理は債務整理の中では減額幅が低いうえに、手続きを行った後に毎月必ず一定金額を返済しなければなりません。

あまりに大きな金額だと、債権者と話し合いをしても最悪の場合減額を拒否されてしまうこともあります。

任意調整の話し合いの末に、100万円の借金を3年で返済するとなると毎月の支払額は27,000円で、これが5年になると16,600円ほどです。

300万円なら5年返済コースで毎月50,000円、500万円なら83,000円と、借金の金額が大きくなるにつれ返済額も大きくなってしまいます。

返済する人の毎月の収入によりますが、平均すると借金の金額が300万円くらいまでの人が任意整理に向いているといえるでしょう。

安定した収入がある場合

任意整理では毎月一定金額の返済をしなければならないため、最低限の収入があることが前提になります。

当然、無収入の人は任意整理をすることが来ませんが、家族の収入で任意整理の申請ができます。もしくは自己破産であれば無収入でも申請できます。

しかし最低限の収入といっても、毎月ぎりぎりの生活の収入では任意整理は難しいでしょう。

公務員やサラリーマン、アルバイトや自営業など、毎月確実に安定した収入があり、借金を返済するだけの能力があれば任意整理でとどめられます。

家や車を失いたくない場合

自己破産の場合、借金を「なかったこと」にすることができますが、自分の財産はほとんどなくなってしまいます。

個人再生の場合は、財産がすべてなくなってしまうことはありませんが、借金が残るように設定されるという財産がある分だけデメリットがあります。

しかし、任意整理の場合、債務者の所有する財産を没収されるようなことはなく、所有している財産の金額で返済額が上下するといったこともないので、車や家など財産を守りつつ借金を返済したいという人に任意整理は向いているのです。

早く手続きを終わらせたい場合

債務整理の中でも任意整理は比較的手続きを早く終わらせることが可能です。

自己破産や個人再生は裁判所を利用し、必要な書類が多く面倒なことが多いですが、任意整理の場合は必要書類が少ないうえに、弁護士に手続きしてもらうことができ約3ヵ月でほとんどの手続きが終わります。

裁判所を使わないので、予納金のようなお金を払う必要がなく、弁護士費用も自己破産や個人再生と比較すると安くなっています。

まとめ

ここでは、任意整理によって生じる4つのデメリットとして以下の内容と、任意整理がどのような人に向いているのかについて合わせて解説してきました。

  • いわゆるブラックリストに登録され、一定期間クレジットカードが作れない
  • 返済金額を大幅に減らすことができない
  • 支払いが長期になるため安定した収入が必要
  • 保証人に迷惑をかける恐れがある

借金でお悩みの方は、借入金額がこれ以上大きくならないうちに弁護士に相談するか、返済方法について考えてみましょう。

なるべくはやく借金のないストレスフリーな生活ができるよう、応援しています。

コメントを残す