借金の一本化はいいことばかり?その方法とメリット・デメリット7選

「2社から借りているけど、どうしたらよいだろう」、「まとめた方がよいと広告で見たのだが、実際はどうなのだろう」そんな疑問を持つ方もいるはずです。

複数の借り入れ先がある場合は、その借り入れ先を1社にまとめた方がよい場合もあります。今回は、借金の一本化のメリットとデメリットをご紹介していきます。

  • 借金の一本化のメリット
    • 利息が下がる
    • 管理が楽になる
    • ブラックリストに登録されない
  • 借金の一本化のデメリット
    • 支払い総額が増える可能性がある
    • 追加の借金が難しい
    • 審査が厳しい
    • 金利がそれほど安くならない

借金の一本化ってなに?

借金の一本化とは、複数の会社からお金を借り入れているとき、ひとつの会社にまとめることによって、返済の負担を軽くするためのものです。

借りている金融機関それぞれで決められた日に毎月の返済をする必要がありますが、借り入れ先を1社にまとめてそこだけに返済する方法をとることを指します。

おまとめローンで借金を一本化したケース

例えば、3社から借りていてそれぞれへの月々の返済がトータルを3万円であるという設定で説明します。

A社は毎月5日に5,000円の返済、B社目は毎月15日に1万円の返済、C社目は毎月20日に1万5,000円の返済といった状況だった場合、月に返済する額はトータルで30,000円になります。

これをひとつの会社にまとめると、1ヶ月あたり3万円の返済額を、たとえば2万円に減らすことができ遅滞なく返済することが可能になります。

おまとめローンとカードローン・不動産無担保ローンの大きな違い

おまとめローンとカードローンの明確の違いは何でしょうか?

おまとめローンで借り換えをした場合、まとめた分はすべておまとめローンの会社が代わりに返済してくれます。

では、カードローンや不動産担保ローンは借金の一本化に不向きは何故でしょうか?

カードローンが借金一本化に向かない理由

カードローンでの借金一本化は、おまとめローンと異なり以前にお金を借りていた金融機関へ自分で返済をしなければなりません。

カードローンは、個人信用で借りられる担保のない無目的ローンです。申請者が、定職に就き月に安定した収入がある場合、その就業先などの情報を基準に借り入れが可能となります。

また、働いていて安定収入のある主婦であれば貸してくれるカードローン会社もあるので、カードローンの敷居はそれほど高くありません。

しかし、定職に就いていない場合は借り入れができないケースもあります。

不動産担保ローンが借金一本化に向かない理由

不動産担保ローンでの借金一本化も、おまとめローンと異なり以前にお金を借りていた金融機関へ自分で返済をしなければなりません。

不動産担保ローンは、その名の通り自宅や所持している土地などを担保として、お金を借り入れする方法となっています。

融資をしてもらえるまでに審査などによって時間がかかりますが、その分低金利で大きな額を借り入れできるメリットがあります。

もし、返済が不可能になった場合は、担保としている自宅や土地を返済に充当するので、没収される可能性もあるのです。

借金返済一本化のメリット

借金を1社の会社にまとめる、借金の一本化ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットを3つ確認していきましょう。

利息が下がる

3社から借り入れをしていた場合、その会社ごとに金利が発生しています。

金利は会社によって違いますが1社からの借り入れ総額が大きくなれば金利が小さくなり、それを1社にまとめることで、3社分かかっていた金利を1社にまとめられる可能性があり、全体的な金利・利息は下がります

管理が楽になる

借り入れ先が複数になればなるほどその管理が煩雑になってしまうのは、予測できるのではないでしょうか。

返済日や、残りの返済額などどの会社にどれだけの負債が残っていてなどというようにそれぞれ把握しなくてはいけません。スケジュールに記載していてもうっかり忘れてしまうこともあるはずです。

そのようなとき、1社にまとめていれば返済すべき残高や返済日などの管理の負担も減りますし、振込を忘れにくく返済を1度で済ませることが可能となっています。

ブラックリストに登録されない

借金の一本化を行ったからといってブラックリストと呼ばれる、信用調査機関のリストに登録されることはありません。もちろん、事故歴が残ると今後のローンなどの審査で通らないかもしれません。

しかし1社にすることで管理が楽になり、必然的に滞りなく支払い、ブラックリスト入りを回避できるのです。

借金返済一本化のデメリット

借金の一本化は必ずしもメリットばかりというわけではありません。状況によっては、複数の会社から借りていたままの方がよいとされるケースもあるので、一本化するときは、慎重に行う必要があります。

借金総額が増える場合がある

借金をまとめることで、金利が減る場合がありますが、一本化することで月々の返済額が抑えられます。月々の返済額が低くなることで返済期間が長引くことになります。

月々の返済額を減らすと、それによって返済期間が長期化し、返済期間の長期化にともなって月々の利息が増えてしまうからです。

返済の月日が流れていくにつれ、利息が発生してしまうので、全体の金利が下がっていたとしても、総額が増えてしまうケースも少なくありません。

追加の借金が難しい

1社にまとめてしまうと、その会社から追加で借り入れを行いたいと考えたときに上限いっぱいまで借りてしまっている可能性があるので、追加での借金が困難になってしまいます。

審査が厳しい

低額のローンに比べると、他社の会社分までまとめるとなると1社での借入総額は大きく跳ね上がります。

そのため、低額ローンよりも借りる額が大きくなる分その額が返済できる能力があるかを吟味する必要があるので、審査は必然と厳しくなります。

定職に就いていない人や、月々の収入が少ない人は審査に落ちてしまう可能性もあり、一本化できないケースもあるのです。

金利がそれほど安くならない

一括で返済をすると月々の返済額が減る可能性もありますが、金利がそれほど安くならないケースも発生します。

借り入れの額によって変動する会社もあれば、全体的に見て金利が1.2%程度しか安くならない場合もあります。

その上で、返済期間が長期化も原因となり総額だけが増えてしまう可能性もあるので、デメリットになってしまいます。

「おまとめローン」では解決できないケースもある

借金の一本化をしたいと考えている人でも、おまとめローンでその状況打破ができない場合もあります。

おまとめローン自体の申し込みができない、審査に通らなかったというケースもあるので、必ずしもおまとめローンで一本化できるとは限らないのです。

借り換え金額と借入先の会社が多い

借り入れ金額の総額が多額になっている場合、おまとめローンでまとめられる上限を越していることも考えられます。その場合は、審査に通らずに一部しかまとめられないというケースも出てきます。

金融事故情報がある

過去に、何らかの事情で返納が滞ってしまった場合、過去に滞納や債務整理をしていると、業者の中で新規にカードを作成できない人物と認識されてしまいます。

事故情報として載った形跡があるのであれば、新たにおまとめローンや上限額を上げるのは難しくなってしまうのです。

現在の収入では借金全額を返済できそうにない

収支のバランスが悪く、完納見込みがない場合もまとめられません。金融会社は、返済能力がある人に対して、借り入れを認めますが、返済能力がないのであれば、貸し出す意味がありません。

そのため、現在就いている職では、返済できないと判断された場合もおまとめローンを組むことが不可能なのです。

おまとめ目的での新規申し込みは難しい

おまとめするということは、まとめるのに必要なだけの借り入れ限度額も高くなるということです。そのため新規で申し込むとなると、現在借り入れしている総額分、返済できるかどうかといった審査が必要になります。

審査では、まとめるのに必要なだけの借り入れ限度額が大きいため厳しい審査となります。審査に通らずに、おまとめできない可能性も出てくるのです。

おまとめローンでも返済総額が減らないことがある

おまとめローンにできたとしても、返済総額が減らないケースもあります。

月々の返済額を下げてしまった場合は、返済期間の長期化につれて支払う利息の総額も増え、返済する総額は増えてしまいます

債務整理をした方がいいケース

中には、おまとめローンではなく、債務整理をした方がよいケースも存在します。おまとめローンより、現実的に返済できる場合とはどのようなものでしょうか。

毎月利息しか払えていない

借金の返済には、元金と利息が存在します。

元金は実際に借り入れ先から借りた額ですが、借りている間の年月分、利息が発生します。その両方を返済していくことで、徐々に完済に近づき月日を割いて満額返済へとなります。

しかし、借金をしている方の中には、利息分のみを支払い、元金がまったく減らない状態に陥っている人も少なくありません。そのような場合は、おまとめローンではなく法律事務所などへ行き債務整理をした方がよいです。

複数の会社から借入金がある

多重債務となっている人も、場合によっては債務整理を行った方がよいケースもあります。

少額であれば、おまとめローンにしてしまい、一気にカタをつけてしまうという方法もありますが、多重債務になっているということは、自転車操業状態になっている可能性も否定できません。

そのような場合には一度弁護士や司法書士に相談をした方が賢明です。

借金総額が多過ぎる

借金の総額が自分の収入見込み額では対処できない場合は早めに債務整理の手続きをとってください。時間が経つにつれ、利息が発生してしまうので早めに手続きをとり何らかの方法で対処した方が、傷は浅くすみます。

まとめ

ここでは、以下についてご紹介してきました。

  • 借金の一本化についてのメリット・デメリット
  • おまとめローンよりも、債務整理を行った方がよいケース

おまとめローンをしたからといって必ず自分に対してプラスに作用するわけではありません。状況によっては、借金の総額が増えてしまう場合もあるので、その状況に応じてベストな方法を選ぶのがよいでしょう。

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