港区タワマンで暮らす38才夫婦の家計簿

ここでは、当サイトが耳にした例として、とある38才アラフォー夫婦の家計簿と妻の思いをご紹介します。

港区、タワマンというだけで既に華やかで豊かな暮らしが想像できますが、実際のところ家計はどのようなものなのでしょうか。

家族構成とそれぞれの現状

家族構成

  • 4人家族
  • 夫38才、妻38才、長女6才、長男5才
  • 夫は東京都出身、妻は千葉出身
  • 夫は大手電機メーカー、妻は専業主婦

ここでご紹介する、当サイトが耳にした港区タワマン暮らしのご夫婦の出会いは都内の有名私大の経済系ゼミで同級生でした。30才の時に結婚し、妻は結婚を機にそれまで勤めていた地銀を寿退職したそうです。専業主婦で2人の子供がおり、子供はこれ以上増やすことは望んでいません。

一家の大黒柱となる夫は大手電機メーカーに就職しましたが、海外に出張しても何も成果を上げられなかったことなどから、わずか2年で自主退職しました。

現在は外資系コンサルティング会社でプロジェクトマネージャーを任され、経験を活かした仕事が出来ることに大いにやりがいを感じたそうです。

年収は1800万円で満足していますが、外資系企業が日本企業よりも報酬が高いとはいえ、福利厚生面が充実していない点が生活費のネックとなったのでしょうか。かつて福利厚生が整った日本の大手電機メーカーに勤めていたため、それを痛感したようです。

外資系企業では基本的に福利厚生の企業風土がないという話も耳にしますが、そのような企業では、残業手当や住宅手当、財形貯蓄制度、家族手当、退職金手当などがないケースもあるようです。。完全に年俸制の企業であれば、例え1800万円の年収があっても自由に使えるお金はガクッと減ってしまうのが実情かもしれません。

1800万円の年収の内訳ですが、手取りとしては1300万円、月の手取りでは110万円ほどになるでしょうか。福利厚生が充実していなければ出費もかさみ、退職金がないため将来に向けて貯金もしなければなりません。

しかし、驚くことにこちらのケースの夫婦の貯金はたったの70万円だそうです。夫婦ともに、独身時代は浪費家だったため、先を見据えたお金の使い方を考えるのは苦手なのかもしれません。

「当初思っていた余裕の暮らしができていないのはどうして?」と妻は悶々と悩み続けているようです。

【ある月の家計簿】

年収が1800万円もありながら貯蓄はたったの70万円、毎月の収支もギリギリかマイナスという一家の家計は、全て妻が預かっているようです。妻が「いつ破綻してもおかしくない」と焦り始めた家計は、常に余裕ないようです。ある月の家計簿をチェックしてみると、

収入:夫の給与110万円(手取り)
   児童手当5000円×2人=10000円(港区の所得限度額を超えているため)
                          計111万円

支出:住宅ローン20万円
   マンション修繕積立・管理費3万円
   車のローン10万円
   駐車場代4万円
   子供の教育費20万円
   妻の小遣い10万円
   ママ友会5万円
   夫の小遣い10万円
   生活費20万円
   部下の結婚式など急な出費5万円        計107万円

この月は3万円のプラスでしたが、ほんの少しの振れ幅ですぐにマイナスになることもしばしば。これで貯蓄が70万円しか無いわけですから、なんとも心許ない家計と言えます。もしも外資系企業でも時に起こるような急なリストラにでも遭ったら、たった1ヵ月で家計が破たんすることが目に見えています。夫からも最近このことで注意されました。妻は貯金を増やすべきなのは分かっていますが、一度味わったセレブな生活の楽しさを手放したくはなく、なかなか生活のレベルを下げることは難しいのかもしれませんね。

では、それぞれの支出について、詳細を見てみましょう。

1. 住宅関連費

夫婦が港区のタワマンの中層階を8000万円で購入したのはこのお話しを聞いた4年前、二人とも34歳の時でした。

以前は高円寺にある家賃が月15万円の2LDKの賃貸マンションに住んでいましたが、子供たちがうるさく苦情が来ていたこともあり思い切ってマンションを購入に至ったそうです。

当時はプロジェクトマネージャーになりたてで、年収が大幅にアップしたことで気分的に解放感いっぱいになっていたこともあり、勢いのまま購入に至りました。

港区と言えばテレビ局が集中し、各国の駐日大使館や大企業の本社が多数集まり、お洒落な青山通りや表参道、六本木、麻布など最先端のファッションやレストランが溢れている地。

千葉出身の妻が昔から憧れていた地でもあり、マンションを買うなら絶対に港区のタワマンと決めていました。夫の会社も港区にあり、通勤は徒歩圏内で便利な立地です。

築3年で購入しましたが中古とは言え見た目はほぼ新築、新築価格の1憶1000万円よりも3000万円も安く購入出来たことに、当初は大喜びしたようです。また月収111万円もあることから、早目に貯金をしてどんどん繰り上げ返済をしていくつもりでした。

しかし、4年経っても他への出費が多過ぎて、一度も繰り上げ返済ができていないとのことでした。「毎月固定で出て行く住宅ローン20万円と修繕・管理費3万円がこのままだとあと30年続くと思うと目眩がする」と妻は感じたとのことです。

2. 車関連費

タワマンと同時期に購入したBMWの新車。様々なオプションも付けて1200万円でした。

毎月10万円ほど、ローンを返済と保険料、ガソリン代を支払っていたようです。またタワマンの近くに月極駐車場を月4万円借りているようです。

完全に夫の趣味と憧れでのチョイスだったため、ファミリーカータイプを選ばなかったことを後悔したそうです。

また、通勤は徒歩で毎日残業で帰りが遅いこともあり、車に乗るのは週1回で、月2回ほど千葉の実家に帰省する時に使うくらいです。

「使用頻度が低いもののために毎月14万円も払っているなんて!」と妻は嫌気がさしつつあります。車税や車検の時には更に数十万円単位で出費がかさんでいるようです。

3. 子供の教育費

「教育費にはお金の意と目を付けない」というのが夫婦の子育てポリシー。子供たちが興味を持ったことは何でも習わせてあげる方針にしているようです。

長女は現在、英会話(週2回の個人レッスンで月2万円)、バレエ(週1回のレッスンで月2万円)、ピアノ(週1回のレッスンで月2万円)の3つの習い事をしているようです。

長女は来年小学校受験のため、現在通っている幼稚園はお受験に有利と言われる私立幼稚園で、毎月の学費は6万円かかるとの話です。

一方長男は幼い頃から理工系に興味があり、サイエンス教室(週1回で月12000円)、プログラミング教室(週1回で月12000円)、そしてお姉ちゃんの影響で始め、既にお姉ちゃんよりも上手になっているピアノ(週1回のレッスンで16000円)の3つを習うことになったようです。長男も私立の幼稚園に通っており、学費は毎月4万円です。

4. 妻の小遣い

専業主婦の妻にとって、平日は夫と子供たちを送り出したらひとりの時間です。ゆっくり家で映画を観たり、近所を散策してカフェでお茶をしたり、ブティックで洋服を買ったり、最近増えてきた白髪を染めるために毎月ヘアサロンでカラーリングをしたりと、のんびり優雅に港区生活を楽しんでいるようです。

元々の見栄っ張りな性格も災いし、インスタやfacebookで見栄を張るのが大好きで、芸能人が使っている高額なスキンケアグッズを愛用したり、美容代や服飾費にもどんどんお小遣いを使っているようです。

しかし、最近は家計が厳しくなっていることを痛感し、急な出費や家族旅行に使うお金もなかなか捻出できなくなっていることから、家計の見直しを検討しようと思い始めたというお話しをしていました。

「美容や服飾にかけるお金は外への体面を保つために必要不可欠」と思っているので、自分の小遣いは特に削らず、まずは生活費の削減から取り組もうと考えたようです。専業主婦を辞めて自分が働きに出ることは、まだ選択肢として考えにくいのかもしれません。

5. ママ友会の費用

子供たちの幼稚園のお母さんたちと、週に1回ママ友会を開催。カフェやレストランで、子育てのことや夫や義理の両親への小言、そしてもっとも長く話すのがお受験に関する話が多いとのことで、月に4回ほど集まって、おおよそ5万円に及ぶことも。

そして、3ヵ月に1回はママ友会の中で最も良い家に住んでいる自分の家でママ友会を開くようです。

中層階とはいえ25階なので、東京の景色を一望できる自慢の家でママ友会を開くのは、優越感を覚えることもあるとのことでした。

家で開催する日のために、フラワーショップで買った生花を飾ったり、毎回見栄えが変わるようにインテリアを所々変えるなど、気もお金も使いすぎてしまうようです。

また、ママ友会の様子をインスタグラムやfacebookなどのSNSにも随時アップして公開することも。昔から自己顕示欲が強かったことから今はこれが一番の楽しみで、「ママ友会にかかる費用は何を差し置いても絶対に節約したくない」と思ったほどだったようです。

ママ友会のメンバーも、タワマンでのママ友会を楽しみにしており、頻度を上げて欲しいという要望も出ていたようです。

6. 夫の小遣い

夫の小遣いは妻と同額の10万円、夫はこの中から、同僚との飲み会費や自分の服飾費、趣味の釣りの道具、スマホ代、家飲みのための酒代を払っているそうです。

今後昇給して給料が上がれば小遣いもアップさせるという約束をしていますが、しばらくは実現できる気配がないと感じていたようです。

最近は家計状況が思わしくないので、私に節約や再就職を望んでいてかなり不満が溜まってきてる様子でした。妻の方も「夫にこんなにお小遣いを渡したくない。月5万円にしたい」と思っていたのではないでしょうか。

7. 生活費

生活費は毎月約20万円がかかっていると聞きました。内訳としては、

・食費、外食費:12万円
・日用品費:2万円
・光熱費:2万円
・インターネット関連:1万円
・子供たちの被服費:3万円

大体この様な計算とのことでした。日用品や子供たちの被服費は既に結構抑えてはいるので、削るとすれば食費の部分だと妻は思っているようです。

しかし商店街にある安売りスーパーや一般の大衆向けスーパーに行くのは、人目が気になるのでまだ抵抗があるそうです。

デパ地下や近所にある成城石井をいつも利用しても、高すぎて最近は実家のある千葉に帰省した時に、コストコで大量にまとめ買いをして冷凍保存するようになったお陰で、食費が月3万円ほど浮くように。また実家の両親がやっている家庭菜園の野菜も、食費節約に大いに貢献してくれたとのことでした。

家族揃っての外食は月に2~3回。勿論吉野家、サイゼリア、和民など大衆が好むお店は利用できないので、近所の商業ビルにあるレストラン街や、千葉に帰省した時に実家の近所にある焼肉店に行くことが多いようです。4人で1回の外食に1万円ほどかかっているとのお話でした。

8. 急な出費

最大の悩みが急な出費です。ただでさえプラマイほぼゼロの収支なのに、夫の部下の結婚式や親戚への香典、病気や怪我をした時の治療費、旅行やクリスマスやお年玉などのイベント代、車検代などが発生する月は完全にマイナスとなったこともあったようです。

その都度わずかな貯金を切り崩し、千葉の両親にお金を借りることさえあったようで、独身時代の貯金やへそくりはなく、毎月大体5万円くらいが急な出費として消えて行くようです。

華やかさの陰に潜むデメリット

外資系企業でマネージャーをしていて年収1800万円、港区のタワマンに住む妻は専業主婦、と聞くと一見華やかで優雅な生活をしている一家のようです。

しかし、実情はこのように高額なローンやそれ相応の人間関係を築くための交際費や服飾費、食費などに多額の費用がかかり、見栄や世間体からそれらを簡単に削ることができないジレンマに陥っている様子でした。

SNSやママ友会で見栄を張る生活は疲れますが、優越感が刺激されてやめられず、ズルズルと同じような毎日が続いているのでしょうか。

夫が勤めるような外資系企業は先述のように福利厚生が手薄なため家賃補助や家族手当もないということであれば、年俸としては高く見えますが、実際のところはそれぞれの項目に対する出費が大きくなりがちなのかもしれませんね。

また完全成果主義的なところは、良い時は良いですが、成果が出せなければいつリストラになってもおかしくないのであれば、生活は案外シビアなのかもしれません。

現にプロジェクトマネージャーになってからの4年間は特に昇給もされておらず、妻は「大きな買い物をして多額のローンを組むのは、かなり危険な賭けだったんだな」と感じたようです。

外資系企業に勤めるメリットとして、長期のバケーションを取りやすいということと、保険に関しては優遇されるという点など上がるかもしれません。医療保険や生命保険、労災保険など高額の保障が付いた保険を会社側が負担してくれる外資系企業もあることでしょう。

外国は日本と違って国民皆保険のような社会保障制度がないという背景があり、優秀な社員を繋ぎ止めて守るためにも保険に関しては重視していることもあるでしょう。保険料がバカにならない世代には有難いかもしれません。

メリットとデメリット、どちらを重視するか価値観はそれぞれですが、その外資系企業に長期的に勤められるのか否かについての見当はしっかりつけて人生設計することが自分、そして家族の将来を守ることにつながります。

現にこの夫婦も、徐々に家計の問題が深刻になっていくことに気付き始めてはいますが、一度このようなセレブ生活を始めてしまうとかつての普通の生活に戻るのは難しいのかもしれません。一度高額なローンの支払いが始まると、支払い義務は長期間続きますし、良い物、良い人間関係を維持するために更に次から次へと出費が伴い、気が休まる暇も無くなってしまうのでしょうか。

仕事で成果を出し続けリストラされないために、夫は身を粉にして働き、どんどん仕事のストレスを抱えています。夫は仕事のストレス、妻は家計のストレスがどんどん募り、ここ1年ほどセックスレスに陥った、という話もうかがいました。

本当は「せっかくの長期休暇には海外旅行に行きたい!」「大好きなトイプードルを2匹飼いたい!」という思いが妻には長年あっても、あまりに先が見えなくなってきたため、現在は諦めモードになっているようです。このままだと夫婦関係に完全に亀裂が入るのも時間の問題なのでしょうか。

まとめ

港区タワマンで暮らす38才夫婦の家計簿を見てきましたが、たとえ年俸の高い外資系企業社員になって、一見優雅な生活がSNSでアップされたとしても、必ずしも満たされた生活ができるとは限らないというケースもあるようです。

保有してしまった高額な物を維持し続けるために、購入費以外の維持費が多額にかかるということをわきまえていなければ、家計運営の失敗は時に起こってしまうこともあるでしょう。

将来に渡って続く家計の試算や目論見を見誤ると、単なる「今さえ良ければ家計」となってしまい、将来借金地獄に陥ってしまうこともあり得るということを忘れてはいけないということかもしれませんね。

また同レベルで豊かな人達とばかり付き合って、それまでの友人を無下に切り捨ててしまうことで、心の豊かさを失ってしまうような富裕層も、案外いるのかもしれません。

いざ今後自分が経済的に窮地に陥った時に、お金持ち達はお金持ちと仲良くする習性があるため、見捨てられてしまうことがあれば、後悔してしまうことでしょう。

そんなお金に翻弄されるような人生にならないためにも、このお話を聞かせてくださった夫婦のように見栄にこだわり過ぎない賢い家計運営が出来るような努力も必要なのかもしれません。

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