家やマンションの内覧でのチェックポイントと注意点を買主・売主パターン別に徹底解説

新築にせよ、中古にせよ、マンションの内覧といえば、買主・売主ともに緊張しながら臨むものです。

せっかくの機会でも、気持ちに余裕がなければ「見るべきところを見忘れた!伝えたいことを伝えられなかった!」なんてことになりかねません。

そんなことにならないように、ここではマンション内覧のコツを以下の3パターンに分けて解説していきます。

  • 新築マンション内覧 買主編
  • 中古マンション内覧 買主編
  • 中古マンション内覧 売主編

もし、不動産売却でまだ査定をしていない場合は、無料の一括査定を利用し、条件のよい不動産会社を探しておくとよいでしょう。

新築マンション内覧【買主編】

新築マンションの場合、建物の完成前に販売が始まることが多いですね。モデルルームで間取りと内装設備を確認し、パンフレットと営業担当者の説明を手がかりに立地と価格をイメージする。

それぞれの想像力でマンション購入を決断するということは、実はすごいことなんです。購入者が初めて完成した住まいと対面する日が、引渡し前におこなわれる内覧会(建物検査、竣工検査)です。

内覧会で大切な我が家が、きちんと約束どおりに作られているか、自分たちの決断に見合った仕上がりになっているかをチェックすること。

それが新築マンションにおける「内覧」になります。待ちに待った我が家ですからうれしさと緊張がごちゃまぜ状態かもしれませんが、ここはビシッと気合をいれてチェックをおこないましょう。

内覧用グッズ

次のようなものをもってゆくと便利です。いずれもホームセンターなどで安価で手に入るもので十分です。

  • メジャー(巻尺):天井の高さや、部屋の間口など寸法を測ります
  • 水平器:床や建具の傾きをチェックします
  • 曲尺または三角定規:壁や建具の傾きをチェックします

新築マンション内覧の5つのチェックポイント

施工会社、設計会社、販売会社の担当者立会いの下、下記のような事項を購入者自らチェックしてゆきます。

(1)図面との比較

契約時の図面どおりに仕上がっているかを確認します。

間取り、各部屋の大きさや間口の広さ、天井の高さ、収納の数・位置・広さ・奥行き、サッシの高さ・幅、コンセントの位置など、あるべきものがあるべき場所に、あるべき形状で設置されているかをチェックします。

もし図面と異なる箇所があれば、担当者に確認します。差異の箇所や程度によっては、荷物が入ってからでは修正が困難な場合がありますので、この段階で見つけて確認することが大事です。

(2)施工精度の確認

床や壁が傾いていたりすれば、建具の取り付けも不安定になりますので、いわゆるガタつきがでてしまいます。水平器や曲尺または三角定規を使って角度を確認してみてください。

窓や扉、戸棚などの建具は実際に開け閉めして、違和感なくスムーズに動かせるか、しっかり閉まるかなどを確認します。カーテンレールやハンガーパイプは少々負荷をかけてもはずれたりしないことを確認し下さい。

(3)設備機器の確認

キッチンやお風呂、洗面、トイレという水周りは特に重要です。水道が使えるようであれば、実際に水を流してみて、流しの下など水漏れがないか確認してみてください。

目地などのシーリング(コーキング)も穴があいたりしていないか確認してください。キッチンやお風呂は目新しい設備が導入されていることも多いので、使い方の説明を受けてひととおり動かしてみるとよいでしょう。

(4)内装仕上げの確認

クロスの汚れや剥がれ、凹凸、シーリング不備などがないか。床材の傷や汚れ、歩いた際に軋みがあったり、不安定な部分がないか、窓ガラスやサッシに傷がないかなどを確認します。

(5)玄関やバルコニー

玄関は扉の開閉がスムーズか、石やタイル、クロスの施工が雑ではないかなどを確認します。バルコニーは共用部になりますが、雨水が効率よく排出されるように、適度な傾斜を持って施工されているかをチェックします。

内覧での3つの注意点

  1. 内覧会は予約制になっていると思いますので なるべく明るい時間帯に確認ができるように早い時間を予約しましょう。
  2. 内装の小さな傷などは、どこまでを許容範囲とするかは難しいところですが、遠慮は無用です。おかしいと感じたらはどんどん担当者に伝えましょう。
  3. 内覧時間を制限している会社もありますが、あまり気にせず納得いくまでチェックはおこなってください。

ただし、細かくやりすぎると疲れ果ててしまいますので、ある程度の割り切りも必要です。

入居後に不具合が見かったら

新築マンションの場合、一般的にクロスやドア、襖などの建具については、アフターサービス基準に従って2年の保証がつけられています。

また設備機器についても通常の電気器具と同様、メーカーによる保証があります。そういった意味では内覧で見落としがあったとしても、そう心配する必要はありません。

むしろ内覧の間に全てチェックすることは不可能ですから、生活する中で積極的にいろいろ使ったり触ったりして、おかしいなと感じたら保証期間の間に対応してもらうようにすること方が重要です。

中古マンション内覧【買主編】

中古マンションはなんと言っても契約前に物件を確認できることが、売主買主双方にとって最大のメリットです。もちろん一度内覧したからといって、物件について全て確認できるわけではありません。

しかし、現地に赴いて対象の部屋だけでなく、マンションの立地環境、外観などを実際に見ることができるのは、入居後の生活をイメージする上でとても有効です。

そういった意味で、中古マンションにおける「内覧」は、希望者と物件との「お見合い」のようなものと言えるでしょう。

内覧用グッズ

物件が空き家であれば、新築マンションの内覧と同様に自由に床や壁、建具の傾きをチェックすることも可能です。

でも、まだ売主が居住であればメジャーで数箇所寸法を測る程度のことができる用意で十分です。

中古マンション内覧の6つのチェックポイント

(1)日当たり・風通し

これこそ、現物が見られることで得られる大きなメリットのひとつです。電気を全て消した状態でどの程度の明るさがあるのかを確認したり、窓を全開にして風通しの良さを確認したりします。

洗濯物を干すであろうバルコニーにの程度日が当たるかもチェックポイントです。

(3)窓・バルコニー

窓のチェックポイントは、まずペアガラスかどうかです。機密性の高いマンションであるほど、結露の心配がありますからペアガラスの方が有難いですね。

窓を開け閉めして部屋全体の防音の度合いも確認します。バルコニーからはどのような景色が見られるかも大切なポイントですね。また床の適度な傾斜やひび割れの有無なども見ておきます。

(3)間取り

部屋数や広さ、収納の数などが家族構成に見合ったものか確認してください。後でも見直せるように同行した仲介不動産業者か売主から間取り図をもらうようにしてください。

(4)水周り

劣化がどの程度進んでいるかが気になる点です。

給排水管の寿命は年々長くなってきましたが、15~20年と言われているものがまだ使われている古い物件も残っているかもしれません。

念のため築15年以上経過しているマンションであれば、何かリフォームなどを実施済みかどうか確認しましょう。

(5)住環境

売主が居住での内覧のメリットは、直接話を聞けるということです。

住まいの物理的な状態の確認も大切ですが、実際に住んでいる人だからこそ分かることを聞くことも大切です。

通勤、通学、買い物、病院のことなどは暮らしに直結することですので、どのようにしているのかぜひ確認してみましょう。

購入することになれば、既にマンション内でのコミュニティーができあがっているところに入ってゆくことになりますので、そういった面からも近所付き合いや自治会などの雰囲気についても尋ねてみることをおすすめします。

(6)部屋以外のチェックポイント

中古マンションで確認するべきは、部屋の中ばかりではありません。共用部分、特にその見た目もしっかりチェックしましょう。

これは、マンションの管理状況や住民層の良し悪しの判断材料になります。エントランスをはじめ階段、廊下、ポスト、ゴミ集積所、自転車置き場などがきちんと整理・清掃されているかは必ず確認してください。

特にポスト、ゴミ集積所、自転車置き場が乱れているようなら、管理も住民も芳しくないと思った方がいいでしょう。

中古マンション内覧での注意点

特に売主が居住での内覧はマナーが大切です。勝手に押入れを開けたり、不満な部分を口に出したり、直接値段交渉をはじめたりしては売主の気分を害してしまいかねません。

たとえ物件を気に入ったとしても、売主が「あのひとには売りたくない」と言えば、それまでです。

賃貸物件やモデルルームを見学するのとはわけが違うことを、くれぐれも自覚するようにしましょう。

内覧の印象が良かった場合はホームインスペクションを依頼しよう

「中古マンションを内覧して印象が良かったので購入を検討しようかな」ということであれば、次のステップとしてホームインスペクション(住宅診断)を依頼することをおすすめします。

⇒ ホームインスペクション(住宅診断)のメリットデメリット・費用・注意点・耐震診断との違い

ホームインスペクションとは住宅に精通した専門家が、第三者の視点から客観的に家屋の調査を行い、劣化の度合いや不具合の有無、改修すべき箇所と改修時期、改修にかかる費用の概算などを見極め、依頼者にアドバイスを行うものです。

内覧だけで住まいの具体的な劣化状態を確認することはできません。契約するには不安があるというのが当然ですので、ホームインスペクションは有効な手段だと思います。

ホームインスペクションを希望すると、仲介不動産業者がホームインスペクション業者を紹介してくれるかもしれません。

でも、ここは第三者の目で診断してもらうことが重要ですから、自身で依頼先を探すようにしてください。

ホームインスペクションの結果、不具合があれば売主に事前の修理を依頼するか、それを考慮した値引き交渉をおこなうかなどの検討材料にします。

中古マンション内覧【売主編】

内覧は売主にとって、購入希望者に直接アピールできる絶好のチャンスです。

内覧希望者は、価格や広さ、立地など書面での条件がほぼクリアできているからこそ訪れてくれるのです。

よい印象を持ってもらえれば、契約まで進むことが出来るかもしれません。次のようなことに注意して、お客様をお迎えする気持ちで丁寧に対応しましょう。

中古マンション内覧の4つのアピールポイント

(1)徹底的に片付け、綺麗に掃除する

中古物件はたとえ古くても、「綺麗で清潔で明るいこと」が第一です。ですから、掃除は念入りに行ってください。

内覧希望者が一番初めに目にする玄関や、水垢やカビなどが目立ち易いキッチン、トイレ、浴室などの水周りは特に重要です。

掃除は掃除機のみならず水拭き、乾拭きをして、壁もガラスも綺麗にしてください。床がフローリングであればワックスがけもしておきましょう。

もし資金に余裕があり家族だけで掃除が難しいようであれば、ハウスクリーニング業者を利用するのもよいでしょう。

また、売主が居住したままでの内覧であれば、荷物が多すぎて部屋が空いたときをイメージしづらいこともあります。

いずれは引越しするのですから、とにかく不要なものは処分する、普段は出しっぱなしにしている日用品は片付ける。

生活感があまりにあふれ出ているような家具やクローゼットの荷物は、トランクルームを借りて、そこに移動させるぐらいのことはした方がよいでしょう。

(2)生活臭を防ぐために事前に換気しておく

住んでいる人は気づかないものですが、その家庭独特のにおい(生活臭)というものがあります。生活臭やペットの臭いは、想像以上に住まいの印象に影響を与えるものです。

部屋に入ってきた購入希望者が違和感を感じることがあるかもしれませんので、内覧の前には窓を全開にして部屋の空気を入れ換えましょう。

季節柄それが難しいようであれば、空気清浄機の利用も検討してください。

(3)アピールポイントは事前にまとめておく

基本的に案内は同行する仲介不動産業者に任せますが、質問を受けた時はスムーズに答えられるよう、想定問答やアピールポイントをまとめておくとよいでしょう。

ちなみに、日常の買い物や通勤、通学、病院のことなど生活に欠かせないことは必ず質問されます。

また、我が家について気に入っているところもあらかじめ洗い出して、聞かれたら答えられるようにしておいてください。アピールポイントは、説明がしつこくなり過ぎないようするのがコツです。

(4)売却の理由を聞かれたら出来るだけ素直に答える

内覧希望者にとって売却理由はけっこう気になるものです。尋ねたときに曖昧な回答をされると「家自体になにか問題があるのか?」と勘ぐられてしまいかねません。

「ローンが支払えなくなった」、「離婚する」などネガティブな理由からの売却かもしれませんが、なるべく相手がすっきりするように、具体的に素直に回答するほうが結果的にはプラスになる場合が多いです。

売却前のリフォームは必要なの?

住まいの売却を考える際、リフォームをした方がよいかと悩む方もいらっしゃいますが、結論から言えばリフォームは必要ありません

よほど「クロスについたヤニがひどい」、「襖がぼろぼろ」といことでもない限り、現状のままで大丈夫です。最近は購入後のリフォームを前提に物件探しをするケースも増えていますので、かえって売主のリフォームがネックになってしまいかねません。

不動産売却前にやっておくべきたった4項目の一括査定

売却する不動産会社はお決まりですか?もしまだであれば、より良い査定金額を提示してくれる不動産会社を選ぶためにも、無料の一括査定をしておきましょう。

実際にいくらで売却ができるかはまだわかりませんが、不動産会社を選ぶ前に一度一括査定をしておくに越したことはありません。

イエイ不動産売却

イエイ不動産売却は日本最大級の不動産査定サービスで、2017年には利用者400万人を突破しました。たった4項目の簡単入力作業だけで、1,000社以上の不動産会社の中からに査定を依頼できます。

もちろん値段に納得がいかない場合は断ることもできますので安心してください。

不動産会社によっては査定額で100万円以上の差額が出たケースもあるようなので、売却の際に損をしないためにも活用してみてはいかがでしょうか。

イエイ不動産売却の詳細ページ

家やマンションの内覧でのチェックポイントと注意点のまとめ

いかがでしたでしょうか?新築マンションの購入と中古マンションの購入を同時におこなう方はあまりいらっしゃらないでしょう。

しかし、買い替えで購入と売却を同時進行でおこなうことは稀なケースではないと思います。

双方のコツをコンパクトにまとめてみましたので、ぜひ参考にして実践してみてください。

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