『人生』のランニングコストはいくら? 意外とお金がかかる人の一生

『人生』のランニングコストはいくら? 意外とお金がかかる人の一生

突然ですが、あなたはこれまでの人生でどのくらいのお金を使ってきたかを考えたことはありますか?

毎月の手取り収入が25万円で貯金はできていないなら、25万円×12ヶ月×社会人経験の年数で…と考えると、途方も無いお金のムダ使いに自分で幻滅してしまいそうになりますよね。

しかし、この計算はあくまでも途中経過。

これから先の人生を含めて人生全体にかかるお金、つまり「人生のランニングコスト」を考えておかないと、常に行き当たりバッタリでお金に困る人生を歩むことになってしまいます。

そこで、ここでは「人生のランニングコスト」に焦点を当てて、一体、人の一生はどのくらいのお金がかかるのかを考えていきましょう。

なぜ「人生のランニングコスト」を考える必要があるのか?

これまでに人生のランニングコストについて考えたことがある方は少ないでしょう。

会社の福利厚生の制度によっては、30歳・40歳・50歳などの節目に当たる年齢の社員を対象にライフプランニング講座などを開催してくれますが、正直なところ、忙しい仕事の合間を縫って集まった講座など心に刺さらないものです。

午前中のうちに片付けないといけない書類、午後からの商談など、仕事が気になって講座どころではないのがホンネですよね。

その日その日を一生懸命に生きていれば、人生の先にどのくらいのお金が必要になるのかなんて発展的なことを考える余裕はありません。

しかし、人生のランニングコストを考えることは、短いスパンでいえば5年から10年以内で、長いスパンでいえば20年、30年、50年先の人生のトラブルを予測して対策を打つことに大いに役立ちます。

これからの人生にどんなイベントが待ち受けていて、どれくらいのお金がかかるのかを把握し、幾多のトラブルを乗り越えるため、ひいては明るい老後生活を過ごすためには、人生のランニングコストをしっかりと考えて自分なりの「人生の予算案」を立てる必要があるのです。

人生のランニングコストは2億円?

インターネットで「人生でかかるお金」と検索すると、ライフプランニングに関する様々な研究結果や記事が抽出されますが、概ね、一般的な人生のランニングコストは2億円だと言われています。
2億円…

平成29年現在でいえば、ジャンボ宝くじの1等が3億〜5億円ですから、少し足りないにしてもこれに匹敵する途方もない金額ですね。

一体、何にそんなにお金がかかるのでしょうか?

マイホームの購入

人生最大の買い物といえばマイホーム。

旧住宅金融公庫の業務を継承した住宅金融支援機構のデータによると、マイホームの相場は、一戸建て住宅で約3,367万円、マンションで約3,772万円となっています。

意外にも一戸建て住宅よりもマンションのほうが高くなっているのは、都市圏のマンションが相場を釣り上げているからでしょう。

同じような立地で一戸建て住宅を購入していればこんな価格では済まない、ということですね。

さて、マイホームを購入するだけなら平均価格+購入時の税金や融資の手数料、行政書士への手続き報酬などで物件価格の5〜10%で済みますが、今回は「人生のランニングコスト」がテーマですから、維持費用も頭に入れておきましょう。

例えば、平均価格のマイホームを35年ローンで返済するとして、金利が2%の場合、最後までで支払う利息の合計額は約1,400万円。

さらに、国土交通省が発表している増改築の平均価格は301万円。これを合計すると6,000万円を超えることになります。

もちろん、基礎になっているデータが平均価格ですから、相場よりも高いマイホームを購入したり、相場よりもグッと安く抑えたマイホームを購入すれば、6,000万円を前後することになります。

「人生のランニングコストは2億円」のうち6,000万円をマイホームが占めているのですから、これを抑えるために両親との同居を選択するのも現実的なライフプランかも知れませんね。

子どもの養育・教育

「子育てってホントお金がかかる!」という奥様方の声をよく聞きますが、本当に子どもの養育・教育にはたくさんのお金が必要になります。

文部科学省が発表しているデータによると、子ども1人が幼稚園に入園してから高校を卒業するまでの間に必要な資金の平均は、公立学校で約504万円、私立学校で約1,702万円もかかります。

さらに大学まで進学して4年間で卒業した場合、公立大学で約592万円、私立大学で約1,100万円の資金が必要です。

例えば「親の負担を軽くしたい」という親孝行な子ども1人を大学卒業まで養育した場合、最低でも約1,100万円のお金がかかる計算になります。

もし子どもが国公立大学の医学部や名門私立大学に進学すればさらに学費が跳ね上がるので、約1,100万円は最低ラインとして考えるべきでしょう。

医療費

生きていれば避けて通れないのが病気やケガ。病院にかかれば当然に医療費がかかります。

厚生労働省のデータによると、65歳未満で年間に平均11.7万円、65歳以上では年間平均52.6万円の医療費がかかっているそうです。

これは年間の平均医療費ですから、×年数となると、65歳までに760.5万円もの医療費がかかります。

さらに、日本人の平均寿命は男性80.98歳・女性87.14歳ですから、間をとって85歳まで生きた場合、65歳から85歳までの20年間で1052万円もの医療費がかかる計算になります。

合計すると1人あたり約1,800万円、結婚や出産などで家族が増えるとそれだけ負担額は増えることになります。

もちろん、大きな病気やケガなら医療費は高くなるのですから、人生のランニングコストを軽減するためにも、健康や危険防止には注意を払いたいものです。

マイカー購入・維持

自動車検査登録情報協会の調べによると、全国の1世帯あたりの自動車保有率は約1.06台。

つまり「一家に1台はマイカーがある」という計算になるので、マイカーの購入・維持も人生のランニングコストにおいては無視できない出費となります。

日本自動車工業会のデータによると、車両本体価格が180万円の自動車を12年間使用し続けた場合、12年間の諸税の合計額は約153万円。

さらに12年間のうちに燃料費、高速道路などの通行料金、故障などの修理費、タイヤなどの消耗品の交換費用がかかります。

これらを合計すると、12年に1度だけマイカーを購入するとしても、12年おきに約500万円のお金が必要となるのですから、マイカー購入・維持もバカになりません。

もし購入資金が足りず全額ローンで購入すれば利息が発生するし、十分に使用できるが型落ちなどで新車に乗り換えたりすれば車両本体価格が上乗せされます。

車好きな方にしてみれば耳の痛い話になりますが、マイカー購入は余裕を考慮して、子どもの進学など人生の大きなイベントと重ならないようにするべきですね。

老後生活

人生のランニングコストの中で、実は最も重いウェイトを占めているのが「老後生活」です。

厚生労働省のデータによると、65歳以上の夫婦2人世帯の1ヶ月の平均出費は約27万円となっています。

月額27万円×12ヶ月=324万円、85歳で人生を終えるとすれば324万円×20年=約6,500万円となります。

さらに葬式代の平均が200万円なので、特に不自由なく平均的な生活を送って人生を締めくくるとしても、65歳以上からの老後生活には7,000万円近くのお金がかかることに。

年金制度の崩壊、医療費負担の増額など、これから高齢者となる人にとっては先行きの暗いニュースばかりなので、自分自身が高齢者となる前に老後生活に備えた準備を整えておく必要があります。

合計すると…?

ざっくりと人生のランニングコストの内訳を列挙してみましたが、もし夫婦+子ども2人の平均的な家族構成の人生を送ったとすれば

  • マイホームの購入・維持に6,000万円
  • 子ども2人の養育・教育費に最低でも2,200万円
  • 夫婦2人の医療費が2,104万円
  • マイカーを4回購入したとして2,000万円
  • 夫婦の老後生活で7,000万円で合計すると1億9,304万円のお金がかかることになります。

ここには、食費、光熱費、被服費などの日常生活に必要なお金や、趣味などに使うお金、旅行などの楽しいイベントに使うお金は含んでいないのですから、実際の人生のランニングコストは2億円では到底足りない計算になります。

人間って、ただ生きて人生を送るだけでも2億円では足りないんですね。

2億円のランニングコストを稼げるのは一部だけ?

「人生のランニングコストは2億円」と言われても、今の手取りを考えるとそんなに稼げないと感じる方が多いでしょう。

独立行政法人労働政策研究・研修機構が集計した生涯給与の平均額は

  • 高卒男性で2億円
  • 大卒男性で2億5,000万円
  • 高卒女性で1億6,000万円
  • 大卒女性で2億円

となっています。

この集計結果だけを見ると、大卒男性で少々の余裕がある程度、高卒男性だと人生のランニングコストを捻出するだけで手一杯になるということになります。女性に至っては、高卒・大卒を問わず全く余裕がありません。

つまり、人生のランニングコストを稼いでなお余裕のある生活を送ることができるのは、ほんの一部の人だけということになります。

このように断言してしまうと「お先真っ暗だ…」と感じる方がたくさんいると思いますが、実は、この集計結果は意外と展望のある数字です。

この集計結果は「会社や団体に60歳まで勤務したとして」という前提で算出された数字なので、公的年金の支給は除外されています。

国民年金の平均支給額は年間で約65万円なので、65歳から85歳までの20年間は国民年金の支給を受けたとすれば1,300万円が加算されることになります。

老後生活のランニングコストの20%は公的年金が支えてくれると考えれば、先を見越した貯蓄や財産管理でなんとか乗り切ることができそうな気がしてきますね。

データとして公表されている生涯給与は、あくまでも平均額。長く会社勤めを続けていれば、ボーナスや昇進によるベースアップなど、収入を増やすチャンスはたくさんあります。

一念発起で事業を始めて成功することだって有り得るのだから「ランニングコストを捻り出すだけの人生になるのでは…」と落胆するのではなく、先々の未来に希望を持って突き進むべきでしょう。

安心と余裕のために必須となる『副収入』

平均的な生涯給与のデータを見ると「人生のランニングコストを十分に捻出できなくても、公的年金があるから何とかなる!」という希望が見えてきます。

確かに、人生のランニングコストの大部分を占める老後生活は、公的年金の支給によって力強く支えられています。

しかし、年金制度の崩壊に目を向けた報道番組などでは、公的年金の支給に頼っていては成り立たない高齢者の生活が紹介されています。

「年金暮らし」という言葉がありますが、まだ公的年金の支給を受けていない世代は、いずれ「年金では暮らせない」という世の中に頭を悩ませるのかも知れません。

また、人生のランニングコストを考えた時に、老後生活よりも差し迫ったところで「このままでは子どもの養育・教育が危うい」とか「マイホームを持つことができないのでは?」という不安を感じた方もいるはずです。

人生のランニングコストに大きな不安を感じた人の多くは、既に『副収入』に目を向けて動き始めています。

少額で始められる株式投資、主婦や学生でも気軽に始めているFX、賃貸用の不動産物件や自然エネルギーを利用した発電システムによる売電など、一時的には預貯金を投入したり金融機関から融資を受けることになっても、先々には豊かな生活を支えてくれることが期待できる副収入が人気を集めていますね。

生涯給与だけでは人生のランニングコストを捻出するだけで手一杯だと感じる方は、働き盛りの今だからこそ、豊かで余裕のある老後生活を安心して迎えるために、副収入を得るための手立てを考えなければならないのです。

『人生』のランニングコストはいくら?のまとめ

人生のランニングコストに目を向けて、一体、人生にはどのくらいのお金がかかるのかを紹介してきました。

おそらく、ほとんどの方が「このままでは人生の大きなイベントを迎えた時にお金が足りなくなる」という不安を感じたはずです。ただし、いたずらに不安ばかり感じる必要はありません。

マイホームやマイカーの購入にしてみれば、金融機関を選んでできる限り低金利での融資を受けることでコストダウンを図ることができます。

子どもの養育・教育資金にしても、公立学校を選択したり特待制度を利用するなどして軽減することが可能です。コストダウンが叶わなくても、投資などの副収入で資金をアップさせることだってできます。

まずは、みなさんの人生のランニングコストを時系列で書き出して「人生の予算案」を立て、収入と対比してみましょう。

来たるべき人生のイベントまでにお金が足りない部分があれば、そのイベントまでにコストダウンor資金アップを実践すれば良いのです。

実際に人生のイベントを迎えた時点で考え始めても手遅れになってしまうので、特にトラブルもない今こそ、人生のランニングコストについて真剣に考えてみましょう。

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